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JR東日本特急形最多系列E257系にみる今後 [JR東日本]

E257系は中央線特急あずさ、かいじに使われる、183・189系を置き換えるため2001年に登場した。松本車両センターに9両編成(M101~M116編成)144両、2両編成(M201~M205)編成10両が運用している。
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E257系

続いて500番台は房総地区の特急列車183・189系の置き換え用に2004年に登場し、幕張車両センターに5両編成(NB01~19編成)95両が配置されている。現在、房総特急の更なる衰退化を受け19本の編成に対し13本分の運行しかなく、予備編成を考えても5編成程が余剰になっている。そして、一部編成が旧習志野電車区などに疎開留置されている。
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E257系500番台

中央線で試運転中の今年には営業運転に入ると言われている新型特急E353系の導入により、E257系を主に東京―伊豆急下田・修善寺を結ぶ特急踊り子号の185系の置き換え(2017年で36年活躍)としている。
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伊豆箱根鉄道駿豆線に乗り入れる185系


E257系と185系の本数で見る置き換え予想
特急踊り子号に使われる185系の編成数をみると10両編成(A1、A3、A5~A8編成)の60両、5両編成(C1~C6編成)30両、平日はライナー運用、休日は臨時踊り子号に入る7両編成(OM04、OM08、OM09編成)21両が配置されている。残りの編成は波動輸送用。
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新宿駅付近で顔を合わせたE257系(手前2編成)と185系(奥)

現状の踊り子号がこの両数を維持すると仮定して組み替えてみるとE257系は一般的な直流電車と同様の4個の誘導電動機を一括制御するものを2郡搭載して2両で一つのユニットのものと、誘導電動機を1郡搭載した1両で独立した電動車の2種類が存在する。
9両編成を組み替えて10両編成と7両編成に組み替えてみる。
*これから扱う単語のMを電動車、Tをモーターの無い附随車とする
抜く車両は、今の電動車比率が9両編成で5M4Tのため10両編成を6M4T、7両編成を4M3Tとし、サハE257-0とモハE257-1000を抜く。
そうすると図1のように8本の10両編成と7両編成がそれぞれできる。
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図1E257系編成組み換え予想
しかし、10両編成は6本で足り、7両編成も3本で十分のため、残りの編成は波動輸送用として今の185系の立ち位置になるか、7両編成は高崎線系統の草津、あかぎ号などで使われ、今年、余剰になった付属編成が廃車解体された651系1000番台も置き換えるかもしれない。
2両編成は用途が無くなると廃車になると考えられる。
5両編成は余剰編成が発生し、使用列車が年々廃止や臨時格下げになっている500番台を使えばあと1編成増やし6編成とするのも十分可能だと考えられる。また、修善寺行き(JR東海区間熱海―三島と伊豆箱根鉄道線乗り入れ)は廃止にならないといわれている。

また、185系ではグリーン車が10両編成中2両、7両編成では1両連結しているが、最近波動用でグリーン車の付いてない185系(8両編成、10両編成)を使用した臨時踊り子号も運転されていることから、E257系の半室グリーン車のまま転用することもありえる。

まだ、すぐに動きがあるわけではないが、来年から確実に世代交代の動きがあるだろう。
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近い将来E257系(右)とE257系500番台(左)が連結されて走る日がくるかもしれない。


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コメント 1

E257系

良い転用手法を見つけました。0番台車の2両編成車は全て廃車になりました。0番台車の9両編成車は651系の置き換え分も含めて16本を全て転用します。草津とあかぎにもE257系を導入します。
9両編成車は方向転換の上1-9号車になります。5両編成車は11-15号車になります。一方で10号車は欠車になります。
by E257系 (2019-05-06 21:00) 

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