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保存車探訪【府中市郷土の森交通遊園】 [保存車]

東京都府中市にある郷土の森交通遊園には3両の鉄道車両が保存されている。実際に行ってどのような車両なのか調べてみた。

都電6000形6191
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昭和25(1950)年11月15日に日本車輌で製造された。南千住車庫に配置され、都電各系統の大量廃止後1972年に荒川線で活躍。荒川線のワンマン化に伴い1978年に廃車され、その後当地で保存された。また、ファンや地元住民のボランティアによって修復され、警笛や自動ドアまで復元された。車内は現在公開されていない。
また、行き先表示はたまに変わっている。
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側面からもこのように開けていて見やすい

D51 296
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蒸気機関車で代表的な形式がD51形で、鉄道に興味なくてもその名前に覚えがあり、他のSLにも「D51だ!」と言うほど代名詞になっている形式。
当地に保存されている296号機は昭和14(1939)年10月に川崎車輌で製造され新潟、長野、東京、仙台、秋田の各鉄道管理局に配置され1972年3月に引退した。
保存状態は屋根が付いており良好だ。

EB10 1
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昭和2(1927)年に蓄電池機関車AB10として東京芝浦電気と汽車会社で製造された。沿線に危険物が貯蔵されており火気をさけるためSLが使えない、現在は廃止になっている東北本線須賀支線(貨物線)で国鉄初の蓄電池機関車として使用された。1931年に同線が電化されると電気機関車に改造されEB10 1になった。須賀線が廃止された1971年1月に引退し、翌年1972年2月に廃車になった。
保存状態は屋根が付いており良く、運転台も公開されている。

鉄道車両以外にも消防車、京王バス、ちゅうバスも置かれている。
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ちゅうばすの車両は前回の訪問時には無かったため、最近置かれたようだ。出口に向かい歩いている途中に見つけたため、一瞬バス停に停まっているバスかと勘違いしてしまうほどきれいな状態だった。

また、子ども向けには電気式・エンジン式ゴーカート(1周100円)、ペダルカー(無料)などがあり、隣接する郷土の森公園にはプール、総合体育館、バーベキュー場があり、鉄道目的でなくても楽しめる。近くには南武線、武蔵野(貨物)線の多摩川鉄橋があり、珍しい列車が走る時は鉄道ファンでにぎわう。

利用時間
10時~16時30分まで
休園日
毎週火曜日(祝日の場合翌日)

アクセス
鉄道
西武多摩川線是政駅から徒歩15分
JR武蔵野線、南武線府中本町駅から徒歩18分
バス
京王線分倍河原駅から京王バス「郷土の森総合体育館」行きで10分、郷土の森正門前下車30分に1本のペースで運行されている。

公式では公共交通機関でのアクセスを推奨しているが車は無料駐車場あり。

所在地
東京都府中市矢崎町5丁目5番地



公式URL
http://www.city.fuchu.tokyo.jp/kirari/sagasu/theme/jiman/kotuyuen.html
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